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5.1.1 リーダーシップ【ISO9001:2026への改訂に伴う要求事項の解説】

概要

「5.1.1 一般」のa)からj)として列記されてた項目に、新たに「i)品質文化及び倫理的行動を促進する」が追加されました。倫理的行動は品質文化の一部とされており、いずれもルールや手順の前提となる概念と考えられます。

品質文化とは?

ISO9000:2026では、品質文化を「品質方針及び品質目標の達成、並びに顧客及びその他の利害関係者のニーズ及び期待を満たす製品及びサービスの提供を支援する文化」としていますが、品質に関する根本的な組織の意識や価値観などを意味すると想像されます。考え方や行動に影響する要素と捉えるとしっくりきそうです。

例えば、「ミスそのものが非ではなく、ミスを隠蔽することこそが非であるという認識の定着」、「ミスを責めるのではなく積極的に共有・分析して改善に繋げることを良しとするような風土の醸成」といった取組みなどです。従業者の意識等の土壌を醸成すると、仮にルールや手順を設けていない論点においても、組織が望む行動を期待できるようになると思われます。

倫理的行動とは?

「法令遵守」の先にある概念であり、法令を遵守するだけでは、「正しい行動」や「善い行動」であるとは言えない可能性があります。よくある「法令には違反していないが・・・」という状態において、望ましい行動を自発的にとれるようにすることが倫理的行動の促進の効果の一例と思われます。「品質文化とは」の項目でも触れましたが、品質マネジメント的には「不具合やミスが発生した際に、包み隠さず速やかに報告する」といった行動が典型例かもしれません。

ではどうするか?

多くの組織では意識せずとも品質文化の醸成が行われています。例えば、社訓や行動規範といった形で示されているケースです。まずは自社でそれに該当するような例が無いか振り返ってみましょう。

参考

ISO9001:2026規格改訂内容のご案内

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