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認証取得コンサルティングの見積作成に必要な確認事項

ご支援の料金についてのお問合せを頂戴することがありますが、弊社の場合定価はなくお客様ごとに見積を用意しております。したがいまして、従業者数や事業所の数だけでは料金を算出することができません。

例えば、ISOやプライバシーマークといった認証取得支援の見積算出時に考慮する事項には以下のようなものがあります。

1.支援期間

認証取得にどの程度お急ぎなのか、どの程度の期間のご支援が必要なのかです。例えば「〇月までに登録証が必要」といった具合です。

基本的には同じ目的であれば短期プロジェクトのほうが高額になりますが、助言の提供や進捗管理に徹した支援の場合などは長期のほうが高額になります。

2.目的

認証取得の目的は、「入札や新規取引に必要だからまずは認証取得そのものが最優先」「適切なリスクマネジメントの実現が優先であり、認証取得はあくまでも結果」「この問題だけは必ず解消したい」といったような方針です。

可能であれば解消したい問題の具体的な内容までお聞かせいただけるとより見積の精度が上がります。

3.支援範囲

支援範囲は、どの工程を支援させていただくかということです。登録証発行まで全てというご要望が最も多いのですが、「リスク分析のみ」「規程類策定のみ」「教育のみ」「内部監査のみ」といったように、ある程度ご自身で進められているような場合、部分的な支援のご要望をいただくことがあります。

4.支援内容

助言の提供だけでよいのか、作業支援が必要なのか等支援の程度を意味します。例えば従業者の教育をする際に、教育内容について助言をすればよいだけなのか、教育用資料を作成して提供すればよいのか、それとも講師として研修を実施すべきなのかといった具合です。

この点については、最初からご指定いただくのは難しいので、およそのご要望をいただければ、弊社で支援内容を仮設定して見積をご案内します。例えば「できるだけ自力でこなしたい」「できるだけ負荷を減らしたい」「料金重視」「スピード重視」といった具合です。支援の方向性の問題なので「平均的な支援」程度のご要望でも参考になります。

5.対象範囲

対象範囲とは、「対象となる事業活動」「対象となる組織」「対象となる事業拠点」といった登録対象の範囲です。

基本的には範囲が広くなるほど高額になります。なお、例えばISO27001の場合は情報セキュリティリスクの高い事業、ISO14001の場合は環境リスクの高い事業といったように各認証のテーマごとにリスクの高い事業ほど高額になります。

6.支援形式、頻度

「訪問を伴う支援」「オンライン会議」「メールや電話でのやりとり」といった支援の形式です。

以前は訪問とメールや電話による支援ばかりだったのですが、最近はオンライン会議をご要望いただくケースが増えております。

基本的には訪問よりもオンライン会議のほうが低額ですが、訪問する場所によってはさほど変わりません。逆に、遠方の場合は大きく変わります。また、打ち合わせの頻度によっても料金は変動します。

7.他のマネジメントシステムとの統合や内部規程の整備状況

既に他の認証を取得済みで、その際に構築されたマネジメントシステムとの統合が必要かどうかです。

例えば、品質マネジメントシステムと環境マネジメントシステムの統合といった具合ですが、既存のシステムに合わせるのか、新たに構築するシステムに合わせるのかとったように方針によって料金も変わります。

なお、既存文書を読み込み統合の程度を検討する必要があるので、基本的には統合するほうが高額になりますが、統合するほうが低額になるケースもあります。既存の文書をほぼそのまま利用できるようなケースです。また、同じような理由で、他の認証は取得していなくても関連する内部規程が多い場合、読み込みに時間を要するので高額になるケースがあります。

主なものは以上です。ただし、上記の事項全てをご教示いただくのは難しいケースが多いので、実際には一部のご要望をお聞かせいただきましたら、ある程度仮条件を設定して見積をご用意することが多いです。

もちろん、ご要望やご事情をお聞かせいただくほど精度の高い見積を用意することができるのは間違いないので、ご遠慮なく仰ってください。

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